ヒノキ材のおもちゃのヤニのお手入れ方法
抗菌作用があることから木のおもちゃの素材としてよく使われるヒノキは、時間がたつと「ヤニ」が出てくる場合があります。ヤニが出るのは、木を化学薬品などでいじっていない、自然のまんまであるという証拠。ヤニ自体も人体には無害です。でも、ヤニでベタつくのはやっぱり気になってしまいますよね。そんな方のための「ヤニ」の対処法をご紹介します。
そもそも「ヤニ」って何?
「ヤニ」とはいわゆる木の樹液のこと。木材の中で固まっていた樹液が気温の上昇などで温められ、溶け出してくることで木の表面に現れます。ヤニが少し出たものは、表面の一部が変色して色が濃くなります。ヤニがたくさん出てきたものは、触ると少しベタついているのがわかります。
ヤニが出た時の対処法
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薬局で手に入る「無水エタノール」で落とす
エタノールとはアルコール類の中で、最も身近に使用される物質の1つ。殺菌・消毒や掃除など幅広い用途で使われていて、薬局やインターネットで誰でも簡単に購入することができます。ヤニを落とすのにも効果的で、無水エタノールを含ませた布で気になる箇所を拭くとベタつきを落とすことができ、また変色もある程度落とすことができます。無水エタノールで拭いた後は、直射日光の当たらない日陰で自然乾燥しましょう(無水エタノールは瞬時に蒸発するのですぐに乾きます)。エタノールは食品添加物としても使用されている物質なので、乾いてしまえば赤ちゃんが舐めても問題ありません。
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それでも気になる場合には、紙やすりで磨く
無水エタノールを使えばベタつきは拭きとることができますが、色が定着してしまっている場合には、変色を完全に落とすことは難しいです。その場合には、無水エタノールで拭いた後に、紙やすりで磨くことで表面の色を落とすことができます。ヤニを落とす場合には、180〜240番前後の紙やすりを使うと良いでしょう。磨いた後には、粉をよく落として固く絞った布で拭いてから遊んでください。