木のおもちゃ・ベビーギフトの隈本コマでは、赤ちゃんや子供たちの創造力や可能性、やさしさを健やかに育むよい国産材・自然塗料の木のおもちゃなどをご紹介しています。子供たちとの時間が楽しく過ごせますように笑顔のひとときのお手伝いができれば嬉しく思います。
木のおもちゃには、自然素材のもつ優しさがあります。それぞれの木によって重さ、響きが違います。独楽工房では、それぞれの木の特性を生かして、おもちゃづくりをしています。たとえば白木のものは年月を経るに従って木の色が飴色に変色していき、馴染んだ風合いのものとなっていきます。ただ木材は生きていますので湿度を呼吸し、梅雨時には膨張したり、乾燥時にはひび割れを起こすこともあります。
クスノキ(クスノキ科)
九州産のクスノキです。木材、葉から樟脳油を採取するために造林されています。主な用途は、器具、家具、建築(寺社など)、楽器、箱、彫刻、挽き物(ひきもの)木魚などです。美術館などへ行くと、木材の彫刻品が置いてある部屋で、強い芳香に気付かれることがあるでしょう。これは、クスノキでつくった作品が中にあるからです。木のおもちゃでも、香りを楽しんでいただけたらと思います。
ミズキ(ミズキ科)
九州産のミズキを使用しています。古くから、ろくろ細工用材、印材、漆器木地、寄木細工、象眼、丸物(椀類)木地などに使われています。
ブナ(ブナ科)
九州産のブナを使用しています。家具のほか、漆器木地、玩具、曲木、木製台所用品などに用いられています。
サワグルミ(クルミ科)
九州産のサワグルミを使用しています。低湿地を好んで成育するので、ハイキングに行った時などに気をつけて周囲の樹木を見ると、谷川添いにこのサワグルミの木が生えているのに出会います。色が淡いので染色して使う用途もあります。経木などに使用されています。
ケヤキ(ニレ科)
九州産のケヤキを使用しています。日本では、重要な広葉樹材の一つで、大きな木材は寺社・建築用としては装飾的な部材に使われます。美しい木目で、人気が高く、家具・太鼓の胴・彫刻・器などにも用いられます。
ヒノキ(ヒノキ科)
九州産ヒノキを使用しています。ヒノキは一般的に高級なものとされています。美しい光沢が出るとともに特有な芳香があることが材料としての価値を高め、非常に多くの用途に、しかも高品質な材料として使われます。建築、建具、彫刻(仏像など)木型、曲物、桶、などに使われています。
イタヤカエデ / イタヤ
九州産カエデを使用しています。日本には20数種存在します。また、公園や庭園で鑑賞用として植えられることが多く、園芸品種もたくさんあります。家具、器具、運動用具、建築、楽器などに用いられます。また、コケシの材料としてもよく知られています。
サクラ・センダン・ニレ・シイの木も使用しています。
その他の木について
ウォールナット(クルミ科の落葉広葉樹)
産地:北米東南部
薄褐色から濃褐色で、深みのある色をしています。家具以外に楽器などにも使用されています。隈本コマの木のおもちゃでは、けんたの輪なげの帽子部分や木のくるまに一部使用しています。
チェリー(バラ科サクラ属の広葉樹)
産地:北米東北部、中部大西洋沿岸
淡い赤褐色。美しい光沢を持ち、使い込むほどに深みがでます。隈本コマの木のおもちゃでは、木のくるまに使用しています。